キッチンカー売却

凍結した路面を走行中、滑ってフロント部分をぶつけてしまいました。

 

 

開業して4年半がたち、営業許可の更新時期が迫っていました。

営業許可は5年ごとの更新で、

取得した地域が複数あればその分更新料がかかります。

 

更新するべきか否か、悩んでいた時の事故。

これからのことをじっくり考えた結果、

今がやめる時なんだ…とわかりました。

 

 

廃業することをFacebookで伝えたところ、

キッチンカーを購入したいというメールが幾つか届きました。

正直、廃車にするつもりでいたので、

「へぇー需要あるんだなぁ…」

と、呑気に思いました。

 

 

もうどうでもよくて…

辞めると決めた瞬間にキッチンカーに対する愛着はなくなり、

早く処分してさっぱりしたい気持ちの方が強くなりました。

とにかく疲れていたのです。

いろんなことがあったし、気の休まる時がありませんでした。

 

 

だけど、友人に話したらすぐ車を見にやってきて言われました。

「修理して売れ!廃車なんてもったいない。」

 

 

このキッチンカーは、

軽自動車にフレンチスタイルの型を被せてあります。

とてもオシャレでかわいいのですが、ぶつけたら最悪。

修理費がけっこうかかるのです。

それに過去に2回事故にあっているし、6万キロ近く走っています。

一応販売元に聞いてみましたが、

修理費におよそ50万かかると言われました。

 

 

ただ、パーツ全部を交換するという方法ではなく、

ぶつけた箇所だけ修理する方法ならもっと安く仕上がるみたいです。

 

 

面倒くさいな…と思いつつ、友人の勧めに従って売却先を調べました。

ただ、修理して売却するつもりはなく、

ぶつけた状態のままで引き取ってくれるところを探しました。

50万かけて修理していくらで売れるのか?

車の相場なんてさっぱりわからないけれど、

そこまでする価値はないと考えたからです。

友人には絶対修理した方がいい、と言われましたけどね。

 

 

売却先はキッチンカーを専門に扱っている業者を2社選び、

査定を依頼。

そのうち反応が早かった1社に即決、40万で売却することができました。

廃車にするつもりだったことを考えれば、上出来です。

 

 

当時、コロナの影響でキッチンカーブームが盛り上がっていた時。

普通の時であれば、たぶん10万いけばいい方だったのかな…と思います。

修理していなかったし。

 

 

キッチンカーを売却するときは、

必ずキッチンカーを専門に扱っている業者を選びましょう。

 

 

 

 

突然ですが、お知らせです。

今後のブログですが、もしかしたら投稿が休みがちになるかもしれません。

できるだけ頑張りますが、正直しんどくて。

 

基本楽しくない過去と向き合い、

当時のことを追体験しながらブログを投稿しています。

投稿するたびに闘っている感じで、すごく疲れます。

仕事じゃないし、誰かに迷惑かけるわけでもない。

辞めたっていいと思うけれど、

でも、仕事を通して教えてくれた人がいました。

今まで当然のように「受け取る側」にいたけれど、

これからは「与える側」に回るべきだと。

 

自分が経験して得てきたことを、これからの人に伝える段階に入った…

そんな気がしています。

 

 

 

 

もう秋ですね。

運転していたら、金木犀の甘い香りが流れてきました。

この香りの香水があればほしいな…と思うのですが、なかなかないですよね。

探してはいるのですが…

大好きな金木犀の香りが漂う詩を紹介します。

 

「木犀の匂ひ」        高橋元吉

木犀が咲き出すと

水晶製の空気がどこからともなくながれてきて

すべるように音もなくながれてきて

時によるとほかのものがみんな消えてしまって

ただ木犀の匂ひだけが

地球のうへをながれてゐることがある

 

 

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