事故って怖い(前編)
さて、これからヘビーな話をします。
開業して一ヶ月たった頃、事故にあいました。
出店した帰り、交差点で信号待ちのところ追突されたのです。
長年運転してきたけれど、事故にあうのははじめて。
何が起きたかわかりませんでした。
思考停止の状態でいると、若い女性が駆け寄ってきました。
「大丈夫ですか?!」
その声に現実に引き戻されました。
交差点のすぐ近くにはたこ焼き屋さんがあり、
とりあえずその駐車場に避難しました。
女性いわく、
咳き込んでいたらブレーキ踏むのが遅れた…らしい(笑)
当然事故の対応は、保険会社がしてくれるものと思っていました。
でもわたしの場合、過失がゼロなので保険が使えないとのこと。
自分で対応しろ、というのです。
ビックリしました。
そのかわり弁護士特約に入っているので、
弁護士さんに相談できると言われました。
ぶっちゃけ、過失があったほうが良かったんじゃない?
被害者って守られていないな…と思いました。
相手の保険会社には、
代車と修理の手配を早くしてくれるようにお願いをしました。
でも、まったく動いてくれない。
キッチンカーのように特別仕様の車は、
保険会社も対応しかねるみたいで…
逆に、行きつけの車屋さんがあれば紹介してほしいと言われました(笑)
行きつけ…って何?飲み屋?(笑)
結局、フランチャイズに代車と車屋さんを紹介してもらいました。
被害金額を計算したくても、開業したばかりで参考になる数字がなかったし…
頻繫にかかってくる保険会社の電話の対応に疲れ、
途中から弁護士特約を使いました。
はじめから特約を使わなかったのは、
敷居が高く感じてしまったから。
普通に生活をしていて、弁護士と関わることってまずない。
この程度のことで、
弁護士に相談していいかわかりませんでした。
保険会社が紹介する弁護士は、
奈良市(片道約1時間半)まで行く必要があったので、
近所の行政書士さんにお願いしました。
念のため、整形外科に行き診察してもらいましたが特に異常はなし。
とはいえ、かなりの衝撃があって、事故直後は手首が痺れました。
そのことを医者に伝えると、
「物損事故から人身事故へと切り替える場合、もう一度事後現場へ行き状況を捜査することになる。手間がかかるし、相手は免停や取り消しの処分になる。よく考えた方がいい」
…はじめ何が言いたいのか、わかりませんでした。
わたしはただ、手首が痛かったことを伝えただけです。
おそらく、人身事故に切り替えて慰謝料の増額を狙っている…
と疑がったのでしょう。
なんて失礼な人!
言葉の意味がわかり、非常に腹が立ちました。
わたしは加害者を苦しめるつもりはまったくないです。
悪意は感じなかったし、それはそれです。
第一、筋金入りの面倒くさがり屋。
慰謝料欲しさに人身事故に切り替え、通院するなんて面倒なことは考えません。
わたしの面倒くさがり屋は超一流。
なめるな!!
知ったらビックリするぞ(笑)
しかし…
体が動くから良かったものの、
動かなかったら…と思うとゾッとしました。
車の修理は、社長の知り合いの車屋さんにお願いしていましたが、
二週間過ぎてもまったく音沙汰なし。
担当には絶対に催促するな!と止められていました。
でも、最初の説明で車の修理は二週間ぐらいと聞いていただけに、
音沙汰ないと不安になります。
だから、催促の電話入れまくっちゃいました(笑)
そのうち電話がつながらなくなり、
ナビとグーグルマップで調べて突してやろうと考えた矢先、
車が戻ってきました。
催促しなかったら、一ヶ月で修理できなかったと思います。
修理から戻ってきて、
さあ!やるぞ!!
と思った矢先、二回目の事故にあいます。