木を見て森を見て

柿の摘果が終わり、高野槙(こうやまき)の季節がやってきました。

去年お声がけを頂き、今年で二年目。

わたしの仕事は、男性陣が山で切ってきた槙を調整する仕事。

大、中芯、小花、下、枝という具合に、

枝ぶりをみてそれぞれの長さにカットします。

 

 

一年ぶりの仕事なので忘れていると思いきや、

手を動かしていたら思い出しました。

不思議です(笑)

 

 

 

黙々と仕事をしていると、大将に呼び出されました。

突然、自分の仕事について説明を始めたのです。

真剣に聞きつつも、頭の中は「?」がいっぱい。

 

わたしに大将の仕事をやらせるつもりなのかな?

でも、他に適任者がいるし…

 

どういうつもりなのか図りかねていると、

唐突に「山へいこう」と言い出しました。

 

 

ハイ?

 

 

ビックリして大将の顔をじっと見てしまいました。

そしてみんなは無言。

黙々と仕事をしていて、誰も助けてくれません。

 

「えっと…今日ですか?」

「いやいや、今日じゃない。山に行くならそれなりのカッコじゃないと…」

 

内心ホッとしましたが、

これまでの説明は伏線だったのか…と理解しました。

 

 

大将はわたしを山へ連れていくために、

自分の仕事を説明し、興味をもたせようとしたらしい。

 

 

大将からほのかにアルコール臭が漂い、

酔っているのかな…と思いました。

いつもよりテンション高いし、

わたしのこと「ちゃん」づけで呼んでいるし…

 

 

「行きます!」

という積極的な言葉を引き出したかったのでしょう。

でも、逃げちゃいました(笑)

そのまま逃げ切るつもりでいたのに、

大将はあきらめてくれなかった。

またわたしを呼び出し、レクチャーを始めたのです。

 

 

困っていると、山へ行く唯一の女性が助け舟を出してくれました。

「一緒に山へ行こう」

 

 

うそー!!!

 

 

あんた、なに加勢しちゃってんのよ!

どういうつもりなのか、

彼女の目をみたけど全く感情の色がみえてこない。

 

 

山は楽しい、気持ちいいなんて言ったけどそんなの嘘!

本心を隠しているのはわかりました。

彼女はとてもいい人で、

大将に忠誠を誓う忠犬ハチ公だったのです。

わたしではなく、大将に助け舟を出したらしい(笑)

 

 

おかげさまで、次回から

山へ行くことが決定してしまいました。

 

 

そもそもわたしは、「調整」として雇われたのであって、

山へ行くなんて聞いていない。

絶対、嫌です。

それになんとなく行かない方がいい気がします。

 

 

大将も拒否するのがわかっているから、

まわりくどい伏線を張ってきたのでしょう。

 

 

そうまでして山へ行かせたい理由がわからないけど、

拒否できないなら辞めるしかない。

 

 

 

最近思うことだけど、

人を受け入れるって本当に難しいな…と思いました。

相手の気持ちを尊重するなら、

「NO」という答えをそのまま受け止めるしかない。

無理やり「YES」と言わせることは、

自分の気持ちを押し付けているだけなのかも。

 

 

「NO」という原因を取り除くことができたら、

「YES」に転じることができないか、試す価値はある。

 

 

だけど、大将はなんで山へ行きたがらないのか?

考えようともしない人だ。

 

 

だって、肌寒い日に突然扇風機をかけたり、

みんながお昼を食べている時に、突然電気を消したりするような人(笑)

考えるわけがない(笑)

 

 

さようなら、大将。

短い間でしたが、お世話になりました(笑)

 

 

 

そして今月から一ヶ月間、

週末はブドウ農家さんでバイトすることになりました。

途切れなく声がかかり、ありがたい限りです。

 

でも畑は荒れまくり(笑)

雑草だらけで、夏野菜が秋野菜になっています(笑)

もうやることがいっぱい。

 

わ~ん、誰か助けて~(笑)

 

 

 

 

 

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