ちょっと待った!フランチャイズ加盟の前に考えること
移動販売をやってみたいけど、何から始めたらいいのかわからない。
未経験の多くの人が抱える共通の悩みだと思います。
わたしも最初、はじめ方がわからなかったので、
フランチャイズに頼りました。
失敗したくなかったし、何しろ営業がまったくできない人だったので(笑)
そして1年後に思ったことは、
「はじめから自分でやれば良かった。一人でもできたな…」
です。
生意気かもしれませんが、ホント~に必要なかった(笑)
お金の無駄遣いでした。
むしろ精神衛生上大きなマイナスで、
フランチャイズに加盟したことを何度後悔したかわかりません。
だ・か・ら、
わたしみたいな失敗を経験しなくてもいいように、
移動販売のはじめ方を、
自分の経験を踏まえて紹介していきたいと思います。
「フランチャイズに頼らなくても、自分でできる!」
そのことを知ってほしくて、このブログを更新しようと思いました。
ちなみにわたしがいうフランチャイズとは、クレープ屋のこと。
他の商材のフランチャイズのことは、よくわかりません。
ただ、考え方の基本は同じだと思います。
そもそもフランチャイズが何かわからない人もいるでしょう。
調べればわかることですが、
「フランチャイズとは、本部と加盟店が事業契約を結び、
加盟店は本部が用意したビジネスパッケージを使って開業、
その見返りとして加盟金やロイヤリティを支払うこと」
を言います。
そして、その加盟金とは
1 営業許諾料
2 商標・サービスマークの使用料
3 開業準備費用
4ノウハウ開示の対価
のことを指します。
わたしが加盟したフランチャイズ(以下B社と呼びます)は、
加盟金、ロイヤリティなしと謳っていましたが、
キッチンカー購入は絶対条件なので、これが加盟金と考えていいでしょう。
ロイヤリティとは、加盟者が定期的に支払う金銭のことです。
B社においては、
仕入れの強要と巻紙の購入がこれに当たると考えています。
実際に加盟してわかったことですが、
あくまでも「開業支援」であり、売上を保証するものではないということ。
特に、移動販売という自由度の高い働き方(稼働率、地域性、出店形態など様々)は、フランチャイズ本部にとってサポートしにくいものと考えられます。
平日は会社に勤め、土日だけ稼働する人もいれば、
週5日稼働する人もいる。
商業施設や学校などが密集している都市部もあれば、
田園に囲まれ、
「クレープとは何ぞや?食えるのか?」
とのたまうお年寄りが集う地域もある。
イベントを中心に不定期に出店するスタイルもあれば、
曜日と場所を決めて出店するスタイルもある。
本当にケースバイケース。
自分で開拓していくしかないのです。
高い加盟金を支払ったのだから、
手厚いサポートを期待したくなる気持ちはよくわかりますが、
本部が加盟店を募るのは、
加盟店を増やすことで経営を安定させるため。
そこをドライに捉えることができないなら、
フランチャイズに加盟するべきではないと思います。
ただ、例外はあります。
それは商材に惚れ込んだとき。
他の追随を許さないほど美味しくて、真似できない技術がある場合は別です。
移動販売を開業したばかりの頃、
おいしいクレープを食べたくて京都に行ったことがあります。
その店名を「ドラゴンクレープ」といい、
メニューを見た瞬間、これだ!と直感しました。
生地の焼き色や、
フルーツやクリームのトッピングが洗練されていて、
パティシエが考案したものだとすぐわかりました。
まるで、薄い求肥を食べているようなモチモチした食感に驚き、
個人のブログから、
安食雄二さんが考案したことを知りました。
もし、ドラゴンクレープが移動販売のフランチャイズを募集していたら、
やる価値はあるな…と考えています。
なかでも感動したのは抹茶のクレープ。
「抹茶ショコラクリーム・プレミアム」と「抹茶鳴門金時クリーム」
お腹がいっぱいでも食べ続けたいほど、おいしかったです!
最後にもう一度繰り返しますが、
フランチャイズに加盟する場合は、商材に惚れ込んだときだけ。
商材以外の理由で加盟することはやめてください。
もし、商材に力があるのに売れない場合は、単純に知られていないだけ。
どんなにおいしくても、知ってもらわなくては売れませんから。
そう思いませんか?